俺うつ病かな?と思ったらまずは男性更年期障害を疑いましょう。

  • 仕事も遊びも全くやる気が出ない
  • 些細なことですぐにイライラしてしまう
  • 感情の起伏が激しい

このように最近意欲がわかず感情の変化が激しいな…と感じている人も多いかと思います。

ゴールデンウィーク開けなどは誰でも「やる気が出ない」症状に陥りますが、これが慢性的だといよいよ「俺ってうつ病かな?」など精神的な病を疑いたくなってくるでしょう。

もしそんな症状に悩んでいる30代後半~40代以上の男性がいれば、うつ病を疑う前に「更年期障害」を先に疑うべきです。

女性だけではない!男性の更年期障害はテストステロンにあり

「うつ病を疑う前に更年期障害を疑え」というと言うことは、男性の更年期障害はうつ病と同じような症状を発症するケースが有るということです。

女性の場合月経時やその前後はホルモンの分泌量やバランスによって精神的な感情の変化が生まれることが多いです。このことは女性だけでなく男性でも何となく理解しているでしょう。

また同様に「女性の更年期障害」では、女性ホルモンの分泌が減少する時期を境に「イライラ・動悸・多汗・火照り」などの症状に悩まされます。

なぜか男性はこれらの症状(ホルモンの乱れによる異常)は「女性特有のもの」と思っている人が多いのですが、全くそんなことはありません。

女性と同じように男性の場合も「男性ホルモン」の乱れによって様々な変化が生まれてしまうのです。

男性ホルモン「テストステロン」の低下が様々な健康障害を招く

  • 性欲が減少する
  • 勃起障害になる

男性ホルモンの低下と聞けば、多くの男性が上記の症状を挙げると思います。確かにこれも正解ですが、実際にはもっと多くの健康障害を招いてしまいます。

元気がなくなる・精神的に落ち込む・イライラするなどの「精神的な異常」や、動悸・多汗・火照り・冷え性などの「身体の異常」まで症状は様々。

「女性の更年期障害」と同様に、ホルモンが低下することで男性も多くの変化があるのです。そしてこれを「男性更年期」と言います。

男性ホルモンの低下が「性欲減少や勃起障害(ED)だけではない」という事は理解していおかなくてはいけません。

更年期障害を招く男性ホルモンが低下する原因は主に2つ

まず1つ目が加齢によるものです。どうしても年齢を重ねると男性ホルモンの分泌量は減少してしまいます。

そうしてもう1つが「ストレス」の存在です。加齢による影響はある程度仕方のないことではありますが、ストレスによる男性ホルモンの低下は深刻視されています。

男性ホルモンであるテストステロンは、強いストレスを感じていると生み出されなくなってしまうのです。

ある程度の地位に付き仕事に勤しむ30代後半~40代以上の男性は思いの外ストレスを感じているでしょう。ストレス社会と言われる時代も重なり、多くの重圧を受けている人が多いように感じます。

加齢とストレスが重なり、30代後半から40代にかけて男性ホルモンの低下に苦しむ人が急増しているのです。つまり「男性の更年期障害」に苦しめられている人が多いということです。

男性の更年期障害は治療しなければ一生苦しむ事になります。

少し話が脱線気味ですが、男性の更年期位障害は女性の更年期障害と決定的に違うところがあります。

それは男性更年期は男性ホルモンが低下し続ける限り苦しめられるということです。

女性の更年期障害は「閉経を迎える前後5年程」に発症する症状で、ある意味一時的なものといえます。

しかしテストステロン(男性ホルモン)の減少に伴う男性の更年期障害は、治療や対策をしっかりと行わなければずっと苦しむことになるのです。

ここで重要になってくるのが「うつ病と更年期障害」の勘違いです。実際には更年期障害なのに、うつ病と勘違いし間違った対策・治療を行っていると治るものも治らなくなってしまいます。

更年期障害とうつ病の見分け方や共通点!改善策は男性ホルモンの増加!

ここまで男性の更年期障害について焦点を当て話をしてきましたが、今回のもっとも重要なポイントは更年期障害とうつ病の違いを見分けることです。

  • 元気・やる気がなくなる
  • 精神的に落ち込む
  • イライラする
  • 眠れなくなる
  • 食欲がなくなる
  • 動悸・多汗・火照り・冷え性

うつ病でも更年期障害のどちらでも、これらの精神的な異常や身体の異常は発生してしまいます。

同じような症状が生まれるからこそ判断がしにくく、適切な処置も行えなくなりがちなのです。では両者の違いを判断するに最適な方法はないのでしょうか?

うつ病が発症する原因は非常に様々

まずはうつ病が発症する理由・原因を把握しておきましょう。

環境的要因 身体的要因
幼少期のトラウマ 慢性的な疲労
親しい人の死や病気 ホルモンバランスの変化
人間関係のトラブル 甲状腺などの異常
金銭的なトラブル 降圧薬などの薬の影響
就職・転勤・退職・結婚・離婚など環境の変化

これを見ても分かるようにうつ病の原因は様々なものがあります。しかし身体的な要因は様々ではありますが、環境的な要因の根源にあるのは全てストレスです。

何にストレスを感じるかはバラバラですが、大きなストレスを感じる事がうつ病を発症してしまう要因であることに違いはありません。

うつ病と更年期障害は原因も似ていれば症状も類似している

先程うつ病が発症する理由・原因について紹介しましたが、正直に言ってあれだけではうつ病と更年期障害の判断はできないと思います。

おそらく殆どの人が「ストレスとホルモンバランスの変化」が主な原因で、結局更年期障害の原因と大差ないじゃないかと感じたでしょう。

やる気の減少・イライラ・元気がなくなる・しんどい・不眠・食欲不振・動悸・多汗・火照り・冷え性・筋肉痛・関節の痛み・頭痛・耳鳴り・性欲低下・頻尿・便秘…etc

さらには発症する症状もほとんど類似しています。ここまで類似していると判断のしようがないなと感じましたが、少し面白い話を見つけました。

それは男性更年期外来の受信患者の50%近い人がうつ病であるらしいのです。

男性更年期障害の人はうつ病も発症しやすい

2015年の米国内分泌学会の第97回年次会議(ENDO 2015)でも、「男性ホルモンとうつ」の関係が報告された。

テストステロンが標準よりも低い20~77歳の男性200人のうち、実に56%にうつ症状が見られ、25%は抗うつ薬を使っていた

引用:日経Gooday

この話を見る限り男性ホルモン(テストステロン)が減少すると「更年期障害とうつ病」のどちらもなる可能性が高いということです。

つまり裏を返せば、男性ホルモン(テストステロン)を増加させればどちらの症状も改善に向かうということなのではないでしょうか。

いきなり抗うつ薬を飲むのはリスクが高い!まずは男性ホルモンを向上させる努力が重要

要するに最近やる気がでないし…おかしいな…うつ病かな。。と判断し抗うつ薬などを処方してもらうよりも、男性ホルモンを増加させることの方が先決だと思います。

むしろ抗うつ薬はテストステロンを減少させてしまう可能性もあるので危険です。

  • 適度な運動を心がける
  • 筋肉トレーニングを行う
  • ストレスを解消する
  • 夜更かしはせず早寝を心がける
  • ゲーム(テレビゲームやパズルなどなんでも)を行う
  • リラックスできる友人と遊ぶ
  • 女性などと遊ぶ・恋をする

男性ホルモンの増加には筋力をアップさせることやストレスを解消することが重要です。また女性と接するなど刺激になることはとても重要な事です。

薬に頼るのではなく、まず生活リズムや習慣を改善しテストステロンを増加させる努力を行いましょう。

それでも改善しなければ専門医を受診するなどして専門家の判断を受けるべきです。